『リーマン・ショック 5年目の真実』を読む。
2008年9月15日のあの日、いったい何がおきていたのかが、様々な角度から検証されている。
当時、本当に金融界には激震が走っていて、一歩まちがえば金融機関の連鎖倒産がはじまり、大恐慌一歩寸前のところまでいっていたことがわかる。
世界各国がありとあらゆる金融政策を導入して、なんとか世界経済の破たんを防いだ様子が、赤裸々に語られている。
こういう危機的状況では経済のあらゆる道具が使われるので、この本を読むと、経済の仕組みが見えてくるという側面もある。
そういう意味では、スリリングな経済入門書と言えると思う。